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スイスインターナショナルエアラインズ基本情報
概要欧州系の航空会社で、スイスのフラッグキャリアです。前身のスイス国営航空会社は2002年に経営破綻し、その後民営化されました。2021年時点でチューリッヒとジュネーブを拠点に世界50カ国、100以上の都市に就航し、「SWISS」の愛称で親しまれています。
レターコードLX
設立年1931年
本社のある国名スイス
豆知識
・2016年にルフトハンザグループ傘下のスイスインターナショナルエアラインズ、ルフトハンザドイツ航空、オーストリア航空の3社が経営統合されました。各ブランド名はそのまま継承されますが、路線計画やマーケティング方針の策定、機材や燃料の調達、各空港との調整などを共通化して経営しています。
・世界最大規模の航空連合「スターアライアンス」に加盟しています。
・ルフトハンザグループの一員であることや、スターアライアンスに加盟していることで、ルフトハンザ航空、ANA、オーストリア航空と往復で組み合わせができ、非常に利便性が高い航空会社です。
・2021年時点で日本とスイスを結ぶ唯一の直行便を運航するエアラインです。
スイスインターナショナルエアラインズのCAについて
勤務地成田
日本人CAが乗務できる路線
成田-チューリッヒ
関空-チューリッヒ
男性CAについて日本人の男性CAの採用実績があります。
ココがおすすめ
・外資系エアラインとしては珍しく、日本ベースで正社員採用、社会保険完備です。(2016年情報)
・1ヶ月あたり15日以上の休日、乗務は月3往復程度と非常にゆったりしており、体への負担が少ないスケジュールとなっています。
・前回の採用は2016年、その前は2007年と不定期ですが、いつ募集が発表されても対応できるよう、高いレベルの英語力を維持しておくと良いでしょう。
募集要項(2016年4月募集分)
応募条件
- 国籍:日本
- 年齢:20〜25歳
- 身長:158cm以上
- 学歴:短大もしくは大学卒業以上が好ましい
- 泳力:優れた水泳スキル
- 語学力:日本語が母国語であること。高い英語力。ドイツ語とフランス語が出来る方は優遇。
- その他:
- 通常の体重であること。
- 目優れた健康と優れた視力を持っていること。
- 見える入れ墨が無いこと。
- 顧客にサービスを提供する意欲があること。
- 魅力的でフレンドリーなチーム志向の性格であること。
- 手入れの行き届いた外観と非の打ちどころのないマナー。
- 不規則な勤務スケジュールなどに耐えうる柔軟性。
- プレッシャーの下で働く能力があること。
雇用形態正社員(2016年時点)
採用試験(2016年6月実施分)
採用の流れ
- 書類選考:Webエントリー、オンライン英語テスト
- 一次選考:アームリーチ、アピアランスチェック
- 二次選考:個人面接(英語)
- 三次選考:筆記試験(文法テスト)
- 四次選考:グループワーク(英語)、グループ面接(英語)
- 最終選考:機内アナウンス朗読(日本語)、グループディスカッション(日本語)、個人面接(英語)
- 内定
- 健康診断
面接時に持参する応募書類
- 履歴書
- 最近のパスポートサイズのカラー写真2枚(過去4か月以内に撮影する必要があります)
- 最近のフルレングスの写真1枚(過去4か月以内に撮影する必要があります)
- 有効なパスポートのコピー
- 卒業証明書のコピー
- 言語証明書/卒業証書/コースなどのコピー
二次選考
個人面接質問内容(英語)
- Why would you like to be a flight attendant?
- Why are you interested in working for Swiss international Air Lines?
- Why are you applying for us, LX?
- Why would you like to work for us?
- Why not Japanese airline?
- What do you think are the important things to be a good flight attendant?
- What do you do now for living?
- What do you study at university?
- (大学で中国語を学んでいる方に)Is it difficult to learn Chinese?
- Could you tell us how difficult it is to learn Chinese more specifically?
- How did you Learn English?
- Have you worked in the service industry?
三次選考
筆記試験内容
文法テスト(選択式)25分間
AからDまでのチェック式で解答がない場合は自分で書くタイプ。25分で50問程度。
四次選考
グループデワーク内容(英語)
2人組になり、CAに必要だと思う能力の書かれたカードを3枚引き、どれが最も必要であるか話し合い、全員の前で発表する。
各々2人グループにわかれて3枚カードを引き、そのうち2枚重要だと思うものを2分で考えて1人ずつ1分間で発表する。カードに書かれている単語は、interpersonal skill, charm, eagerness to workなど。
客室乗務員のフライト中の姿が写された写真を数枚渡され、グループで話合い、飛行機を利用する一連の流れの順番に並べる。並べた後、一人ひとり自分の日常とリンクするもの、自分に関連のある写真を選び説明する。
机に置かれた10枚ほどのスイスインターナショナルエアラインズの写真の中から、「小さなことだけれど乗客と距離を縮めているものを最も表しているもの」を15分で話し合って決める。
グループ面接内容(英語)
- What are your strengths which you can utilize for the job of a flight attendant at Swiss International Air Lines?
最終選考
機内アナウンス朗読
日本語の機内アナウンス朗読後、覚えている内容を3つ答える。
グループディスカッションのテーマ(日本語)
- 積極的安楽死について認めるか認めないか。(15分)
- 観光立国を目指す日本に貢献するために候補者8人で企業を作るとしたらどんな会社を作るか?役職もすべて決めてください。(15分)
個人面接(英語)
受験生の感想
・普通の英語力がある方が合格されていたようで、ほとんどの方が通過されていました。
・英語力を見ており、足りなければそこで帰されるという形でした。
・語学力はかなり重視されていました。
・筆記テストは、書類選考時に受けたオンラインテストと同じだと思います。そんなに難しくはありませんでしたが、かなり人数を絞っていたように感じます。
・選択式で難易度はそんなに高くありませんでしたが、その結果次第で帰される方も数名いました。
・英語が上手な方も不合格だったので、グループワークは何を見られているのかよく分かりませんでした。
・グループワークはとても和やかな雰囲気で、楽しかったです。
・ほとんどの人がグループワークで落とされます。1グループに2、3名ほどがパスしていました。
・私のグループの中でパスした方は、積極的な方でした。
・周りの人たちを引っ張って意見を述べたり、長く英語を話す人たちが合格していました。
・エミレーツの現役のCAさんもいたのですが、あまり発言をしなかったせいか、パスしませんでした。しかし、エバーの現役の方は、合格されていました。
・私たちのグループだけかもしれませんが、社会人の方ばかりパスしていました。大学4年生の方も1人いたのですが、お顔立ちが大人びており、大学生には見えない方でした。もしかしたら、そこも関係あったのかな?と勝手に思っています。
・面接官も厳しく見ているという感じでした。そこに負けない堂々としたものが必要だと感じました。
・現役の客室乗務員の方や社会人の方が多く受験されていて、たくさんお話ができたので、待ち時間がとても楽しかったです。
・THE外資だな、という印象でした。面接官の方はずっと笑顔で英語面接の後は「パーフェクトよ。次のステージに進んでね。また会えるのを楽しみにしているわ」と言ってくださりました。しかし英語面接で帰らされている方も多数いて、笑顔の裏はとてもシビアな選考が隠れているのだなと感じました。
・とにかく、スイス航空関係者の方々は美男美女ばかりでした。人事のトップだろうな、と思われる女性は190cm以上の長身で、受験生みんなびっくりでした。
・最終面接で社会人の方は現職のことをメインに質問されたそうです。
・最終面接の内容はベーシックだったと思いますが、深堀されることが多いので、やはり事前準備がかなり必要だと感じました。
・「あなたが培ってきたことをどう活かせるのか」という質問は、何度も根掘り葉掘り聞かれました。
・ファイナリストの方は、現役CA(チャイナエアライン、オーストリア航空、ジェットスターなど)や社会人が多い印象でした。
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※試験内容は募集年によって変わることがあります。予め受験前にご自身でご確認ください。